野外採集の方法(国産ミヤマクワガタ):Shiho流
次第に暑さも増し、いよいよ日本に生息する野外昆虫達も出動の機会をうかがう時期になって来ましたね。そうです!野外採集の時期が近づいてきました。
野外採集の方法については、昨年もご紹介しましたが、今年もこのHPを初めて御覧になられる方の為に、再度ご紹介したいと思います。熟練の皆様達には、今更ながらと思われるでしょうが、どうか御理解&御了承下さいませ。
(※画像&一部文章に過去の記事と同様のものを重複している部分があります。)
一番手は昨年と同様のミヤマクワガタです。
国産ミヤマ参考画像&♂70mm】
【飼育種】
和名:ミヤマクワガタ
学名:Lucanusmaculifemoratus
誰もが格好良いという、ミヤマクワガタ。昨年の採集最大サイズは75mmでした。
あくまで私の採集方法になりますが、どのようにして採集出来るのか、紹介してみたいと思います。
(※あくまで私の採集方法ですので、人それぞれによって異なります事を、あらかじめ御了承下さいませ)
【採集時期】
5月下旬~10月上旬
ベストシーズンは6月上旬~7月中旬。
過去にですが、10月の肌寒い時期に交尾しているペアを捕まえた事もあります。
【採集場所】
近くに川(水辺)が流れている、少し高所(標高が)に近い山手
【採集される木】
代表例:クヌギ、ニレなど(※地域によって変わると思います)
【ミヤマのいそうな場所】
ミヤマの場合、木の枝に掴まっている事が多いです。
昼間は日差しを避ける為、葉の影などに潜んでいるようです。
木の太さは細くても太くても、どちらもいるようです。すっごく細い背丈位の木でもいることがあります。
【採集方法】
ルッキング(目で見て採る)採集、蹴り採集(木を蹴って落とす)
灯火採集(光に集まってきたのを採る)があります。
私の場合、ほとんどが蹴り採集です。
ポイント:一発目の蹴りは結構重要です。
最初の蹴りでミヤマがビックリして足を縮めて落ちてきます。
2回目以降の蹴りでは、今度は逆に落ちまいとしがみつくので
なかなか落ちにくくなります。大型の場合、一度しがみついたらなかなかおちないのでご注意を。
【採集する時間帯】
基本的には早朝~午前中が私的にはベスト。
蹴り採集時には落ちてくる場所が見えることが必須条件。暗くなると厳しくなる。
後は、夕方~夜間。こちらは灯火採集に向きます。ただ超大型の飛来はまれ。♀が多いです。
【採集道具】
私はミヤマを採る時は一応以下のものを使用してます。
網:伸縮出来そうな比較的長めの網がベスト
上記網は私の手作り。4~5mの釣竿の先に幅15cm位のエビ取り用網をつけたもの。小さなエビ取り網の方が、 枝が分かれている間にいた時などの隙間に入り込みやすいので便利。ルッキング採集の場合には必需品。
懐中電灯:周りが薄暗い時や草むらに落ちた時などの必要
採集ケース:虫を入れるケース
【その他の採集のポイント】
風が強い日は採集が難しいです。
強い風が吹くとミヤマは木にしっかりとしがみつくので木を蹴ってもなかなか落ちてきません。
後、雨が降っている時&降った直後も難しいです。理由は木を蹴っても葉や枝に残っている雨粒が無数に落ちてきて、どれがクワガタかどうか判断がしずらい時があります。
上記が私がミヤマを採集するときに注意して行う事項です。
昨年もミヤマは結構採集出来ましたが、MAX75mmでした。今年はもっと大物に出会えると嬉しいです。(^^)/
※この方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。(^^)
2 Comments »
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みなかみのどこで採れるか教えて下さい。
Comment by 木暮 幸之介 — 2014年6月17日 @ 6:39 PM
木暮さん、レスありがとうございます。 ネットの為、そこに人が集中して集まってしまう可能性がありますので、詳しい採取地のお答は難しいです。 誠に申し訳ございません。 ただ某ダム周辺で採れると聞いたことがございます。
Comment by tsukiyono — 2014年6月19日 @ 4:07 PM